絹とシルク。着物とドレス。
ことばや文化は違っても、職人たちのものづくりに対する真剣なまなざしは同じです。
一本の生糸が紡がれ、織られ、仕立てられて、美しい花嫁衣裳になるまでのストーリー。
そこには気の遠くなるような手間と時間、そして着る人の幸せを願う職人たちの魂が込められているのです。
わたしたちはそれを伝えたくて、衣裳店をしているのかもしれません。
素材と仕立てにこだわってセレクトした、ブライダルハウス・オエ厳選の和装とドレス。
運命の一着との出会いを、ぜひお手伝いさせてください。
日本の伝統衣裳である着物のうち、花嫁だけが袖を通すことを許されるのが打掛。色打掛の大胆な色づかいと緻密さを極めた絵柄は、織りや染め、刺繍など日本が世界に誇る職人技の結晶と言えます。なかでも経糸と緯糸だけで絵柄を表現する「織り」の世界は、50代の職人でも若手と呼ばれる奥深さ。圧倒的な集中力と精緻な技や感覚が求められる、究極の職人仕事です。刺繍のような立体感で繊細な柄を織り出す唐織(からおり)、光沢感のあるしなやかな絹の経糸に金銀・色糸できらびやかに模様を浮かび上がらせる緞子織(どんすおり)。大切に受け継がれた織機で、熟練の職人が何日もかけて作りあげた花嫁衣裳を、ぜひ一度手に取ってみてください。人生の節目にふさわしい重みと手仕事のぬくもりが、花嫁になることを実感させてくれるはずです。
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一枚の着物に風光明媚な日本画の世界や伝統文様を描く、友禅の打掛。江戸時代の絵師・宮崎友禅斎によって誕生した京友禅は、ため息が出るような華やかさで花嫁たちにとって憧れの着物です。染色としては世界でも珍しいほど多彩な色を使うため、そのプロセスは非常に繊細で複雑。なかでも京都のアトリエで生み出される「本手描友禅」は、あらゆる技術を持った職人たちが二十五もの工程を分業して創りあげられ、デザインから完成までに数年もの歳月がかかることも。また、鮮やかに染め上げられた布に金箔や刺繍などで雅な世界を描き出すのも京友禅ならではの特徴。職人たちの伝統技術を結集した一枚の芸術品が、日本の結婚式を美しく彩ります。
世界トップクラスと言われるイタリアの職人技術にこだわり、すべての製作工程をイタリアのアトリエで行うハンドメイドのドレスを厳選しました。デザイナーとの信頼関係も深く、日本人の体形や好みに合わせたデザインのアレンジはブランドへ直接オーダー。イタリアンクチュールのシルエットや世界観はそのままに、日本の花嫁の美しさをふんだんに引き出します。仕立てによって様々な表情を見せる最高級のイタリアンシルクは、身にまとった人だけが分かる極上の肌触り。老舗の料亭やホテル、アンティークな洋館...京都ならではの本物が薫る会場にふさわしい、風格あるドレスをぜひお試しください。
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ブライダルハウス・オエは、『今宮神社』『上賀茂神社』『北野天満宮』の提携衣裳店です。
婚礼・七五三を行う方はご来店の上、ご相談を承っております。結婚式のご相談は直営の<京都かがやきウェディング>が挙式・披露宴をトータルにサポート致します。
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